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Updated: Mar 3, 2023

あなたの強弱のない標準語が好き

ふと口にする私が知らない言葉

白紙のスケッチブックを鮮やかな色に染めた

その唇が動くたび

満月がいつもより暖かい色に染まる


あなたの強弱のない標準語が嫌い

時折口にする冷たい真実

その言葉が記憶のプロジェクターに映し出されるたび

夜空の雲が薄暗い灰色に染まり輝いている星を隠してしまう


それでも星は変わらず同じ温度で夜空を照らしていて

朝が変わらず訪れる

昨夜の記憶のカケラを星の裏側に隠して

また昨日と変わらない1日が始まる

それでも君が私を抱いた時の温かさとその匂いを忘れることはできなくて

また今夜も星の裏側に隠された記憶のカケラを探しながら眠りにつくのだろう

Updated: Dec 11, 2022



半世紀前に轢かれたレールを歩いていく

時差のある場所からは交わらない道

人の都合に合うようにと計算された時刻表

時計の針が小走りしている


涙が乾かない湿気の強い秋の始まりの日

あなたは留守番電話になった

迷いを感じることのない強弱がない声

朝と夜をつなぐ透明な糸

吐息で簡単に途切れてしまった


身体だけが日を跨いだ朝

霧がかかった記憶を辿る

ちぐはぐに繋ぎ止めた言葉を並べて

机の上においてみた

言葉がパズルのように見えて

私のものではないものになる


明らかに足りないパズルのピース

どこかで置いてきぼりにした記憶のかけら

もう答え合わせはできない

元からなかったのかもしれないけれど

失ったことには変わりがなかった


触れられれば抱きしめられれば

何か変えられたかと思えば

日の出が夕焼けに思えた

心が金縛りに捕まっている間に

夜が明けたらしい


未来は白紙の紙のように綺麗で薄っぺらい

There was a world without me

I looked into my world from a far away


Poetry I give a meaning to

Dreams I don’t remember in the daytime

Only hope I carry on with me today is my language

I'd like to believe that I know what I say

Face to face

Greeting to poetry


There is your world without me

I never felt this powerless until today


Video games you play

Acquaintances you’ve had along the way

Only hope I carry on with me today is that you know me

I'd love to believe that you adore me

Head to toe

Lips to heart

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