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Updated: Dec 16, 2024






私の一部が貴方の惑星で否定されて

貴方がその惑星に引っ越すの


新月の夜、月まで私から隠れるのね


小さなものたちが幾千と真っ暗な空に浮かんでいる

真っ暗なのに今日はその一つ一つがくっきりと


泣くほど欲しがった言葉、できれば避けたかった沈黙

隠れていたはずの見えなかったはずの小さなものたちが

強く光り私の目を眩ませる


ずっと追い続けていたしなやかな月の光を見失って

わたしは無重力の永遠に置き去りにされた


それでもなお探し続ける、命を保持するその惑星

流れ星が逃げ惑うその夜も









 







A part of me was denied on your planet, and you chose to move to that planet.

On the night of the new moon, even the moon hides from me.


Countless little things float in the pitch-black sky.

Though it’s dark, today I can see each one vividly.

Words I cried for, silence I wished to avoid—

those little things that were hidden, unseen, now shine brightly, blinding my eyes.


I lost sight of the supple moonlight I had been chasing for so long,

and I am left behind in the eternal weightlessness.


We search forever for a perfect place,

even in the night, shooting stars never leave a trace.

Updated: Aug 26, 2022

ぐちゃぐちゃに溶けたチョコレート

聞いたことのないワインの名前

蓋の閉まってない歯磨き粉

猫の毛がついたくちゃくちゃのTシャツ


気づくもの全てを拾い上げて噛み締めた

今日も褪せてゆく思い出を託して

涙で思い出を滲ませて水彩画が出来そうだ


力強くも寂しさがこもった声

強がって大切なことを置いてきぼりにした好きという言葉

歌詞のせいにして心に秘めた言葉を

君の食べるフレンチの横に添えてみた


君が見てきた景色は私が見ていた景色とは程遠くて

橋のない川を眺めてため息を吐く

私には触れられない何かを

君はだだっ広い部屋のどこかに隠してる


街の明かりで掻き消された星の数々

見えたかもしれない光の数々

暗い夜にそっぽを向けて部屋の明かりをたよりに

明日また目覚める理由を探して彷徨ってる

時間は優しく残酷で

あたたかさも切なさも全て私から取り上げていくんだ


ぐちゃぐちゃに溶けたチョコレート

君がくれた優しさみたい

形が溶けてなくなっても味は変わらなかった


Updated: Aug 26, 2022

幸せは蛍の持つ輝きのように儚い

守ろうとする価値もない

いつか消えるなら

もっとたくさんの蛍を見つけに

たくさんの場所に出かけよう


幸せは蛍の持つ輝きのように儚い

1匹1匹生命を輝かせている

生きている証を光らせて

そして散っていった

忘れないよ、その小さな命たち


幸せは蛍の持つ輝きのように尊い

目の前の光から目を背けないように

1日で消えるその輝き

消えるからこそ綺麗なこと

忘れないで

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