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初めて君の隣に立って息の音が聞こえた

同じ誕生日だねって目を合わせて


そんな春の日

初めて桜を綺麗と言葉にしたくなった


廊下を歩くたびにこんなにも

心臓の音が聞こえて


君が眠たそうに歩いているのを見つけて

私の頬が桜色に染まる


あなたの何が好きだったのかと聞かれると

言葉が詰まって


好きに理由はいらないって言うけれど

そう単純じゃなくなったね


心が春日和

気持ちが桜色のそんな日に

私は初めて恋をした

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